股関節痛の考え方

股関節の不具合が生じているとき、まずはその現場をチェックします。

痛みが出ている股関節まわりを動かすと、イテテと痛みが出るかもしれませんが、確認しているのは痛みの出ている場所ではなく、関節の動きです。どんなに痛みが出ていても、関節につっかかりがなければ、施術が必要な場所とは考えません。別の箇所をかばっている、いわゆる「補正」であると仮説を立てます。

次にチェックをするのは反対側です。股関節だけでなく、脚全体をチェックします。そうすると、反対側の足首の関節につっかかりが確認できたりします。足首を捻挫すると、それをかばうように反対の脚も疲れてくると思いますが、片方の足首の動きのイレギュラーのシワ寄せが、反対の股関節に出ていることがあるのです。

ここでいう関節のつっかかりとは、可動域の狭さのことではありません。どんなに可動域が広くても、関節のつっかかりがあれば問題だと言えますし、可動域が狭くてもつっかかりがなければ問題はなし。繰り返しになりますが、つっかかりがなければ「補正」であると考えます。

つっかかりのある関節の付近は、顕著に「不活性」が起きています。身体感覚が乏しくなっているので、動かされてもよくわからなかったりします。でも、そういう場所こそ、施術が必要なんですよね。会社組織でも似たようなことが起きています。本当にテコを入れなくてはいけないのは、悲鳴をあげている現場ではなく、サボっている部署だったりします。

股関節痛のときに多いのは反対側の脚のエラーですが、頭、首、腕などの上半身の不活性の「補正」として、股関節に負担がかかっていることもあります。悲鳴をあげている現場への差し入れもマネジメント的には必要かもしれませんが、その現場が本当の意味で楽になるように、整体では別の部署を調査していきます。

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