芸能人にも訪れる原因不明の病。「不運にも罹ってしまった」ということもあるかもしれませんが、そのほとんどが外側から降ってきたものではありません。からだが徐々に崩れていった結果、最終的に診断されるものだと思うのです。
「大人になると風邪が治りにくくなる」なんて話も良く聞きます。子供の頃はケロッとすぐに治っていた風邪も、大人になるとグズグズと長引いたりすることも確かにありますね。
それを、「歳のせいだからしょうがない」と片付けてしまうのは早計です。僕みたいなからだオタクは「どこがどのようにエイジングしたのか?」と考えます。例えば、肩があがらないときは、からだが前方向にエイジングしています。膝が痛いときは、左右のどちらかにエイジングしています。
そして、そこには必ず固着したゆがみが存在します。そのゆがみは疲労の蓄積だけでなく、過去のケガや突発的な衝撃で固着することがしばしばです。過去のゆがみ直近の疲労やストレスが重なって、結果としてエイジングが早まっていきます。子供の頃に打ち付けてしまった頭部の衝撃、スポーツによる骨折など、過去の影響が今もなお残っています。患部は治っても、ゆがみは残っているのです。
整体では症状を治しません。ゆがみを直します。回復力を妨げているのがゆがみであれば、それを取り除くことで正しく回復していきます。診断名もものすごく大事ですが、ぜひ、からだのバランスにも目を向けていただきたいのです。
過去に起きたからだへの衝撃。どんどん聞かせてください。その近くのアライメントをチェックして、正しく回復するようにしていきましょう。整体とは過去の清算でもあるのです。
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