頭痛の見分け方と対処法

いまや5人に一人と言われている頭痛持ち。僕は頭蓋骨の調整もやるので、クライアントさんからの依頼も多いお悩みです。インターネットや書籍で勉強されている方もいらっしゃって、食事療法やセルフケアやについてはクライアントさんのほうが専門家であることもしばしばです笑。

さて、ここでは整体でどのように頭痛の改善を試みるのかを書いてみますね。

「緊張型頭痛」は一般的に、頭が締め付けられるようなズキズキとした痛みが特徴です。頭痛を引き起こす外的要因はストレスだったり気候だったりしますが、いずれにしても「首の骨」が関係していることが多いです。首の骨の歪みによって頭まわりの筋肉が過剰緊張して血行不良が起きやすくなっています。なので緊張型頭痛の場合、僕は特に頸椎の1番と2番をチェックします。セルフケアでできるのはとにかく血流の改善です。シャワーを浴びたり、ストレッチをしたり、血液の停滞にアプローチすると楽になってくるのが通常です。

一方、「偏頭痛」は一般的に目の奥で起きる強い痛みが特徴です。目がチカチカとしたり、ガンガンと痛みます。こちらは、シャワーを浴びたりストレッチをしても改善しません。光や音を遮断(自律神経の休息)して、とにかく辛抱強くじっとしていると落ち着いてきます。こちらは、おもに頭蓋骨の歪みが関係しています。緊張型頭痛を「頭の外側」の問題とするなら、偏頭痛は「頭の内側」の問題と言えるでしょうか。

まとめると、緊張型頭痛は首の骨、偏頭痛は頭蓋骨。そんな風にざっくりと予測を立てながら、お身体を診させていただきます。もちろん、2種類の頭痛が同時に起きていることもあるでしょうし、からだはつながっていますので、それ以外の場所が首の骨や頭蓋骨に負担をかけていることもあります。

頭痛が慢性化すると「一生付き合っていくもの」として諦めてしまいがちですが、整体的に改善を試みたことのない方は是非お試しいただきたいと思います。ピンチはチャンス。頭や首の問題を早めにケアすることで、そのあたりに出る別の症状も予防できるかもしれませんよ。

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